健康オタクのブログ

病気を患い、日頃の健康の大切さがわかった人間の新しい健康オタク生活。

痩せるなら骨盤はゆるめる?締める?

骨盤はゆるめる? 締める? ダイエットの疑問を解決!

みなさん一度は、「骨盤を締めると痩せる!」「骨盤が開いていると太りやすい!」ということを聞いたことがあると思います。

ダイエットに関する偏った骨盤の知識・イメージを持って、締めるエクササイズばかり行っていませんか? または、開いているからといって、ひたすら骨盤を締めようとしていませんか?

一見効率よく思えるこの大きな勘違いによって、ダイエットが失敗に終わってしまうかもしれません! ダイエットをはじめる前に、まずは『骨盤』と『ダイエット』の深~い関係を、一緒に考えていきましょう。

そもそも、骨盤ってどうなってるの?

女性の骨盤イメージ
骨盤は全身の中心にあり、上は背骨、下は股関節につながっていて、全身を支える土台のような役割をしています。

また、骨盤は上から見ると空洞があり、あえて固定されていないその空間によって、ずれたりゆがんだりすることがあります。

骨盤のゆがみや開閉の滞りがあると、その内側にある各臓器が影響を受け、基礎代謝の低下や体調不良、むくんだり、皮下脂肪がつきやすくなることがあります。

「締まり骨盤」のメリット・デメリット

それでは、「締まり骨盤」のメリットとデメリットを考えていきましょう。

■「締まり骨盤」のメリットは?
・食欲の抑制
・姿勢がよくなる
・疲れにくい、体力がある
・骨盤周りに脂肪がつきにくい

■「締まり骨盤」のデメリットは?

・便秘になりやすい
・生理痛
・生理不順
・腰痛
・冷え症

締まり骨盤の場合、上記のような症状が挙げられます。 ダイエットに適した状態といえますが、長期的に見ると、便秘や冷えなど、女性によく見られる体調不良を起こしやすい傾向があります。

“冷え” はダイエットの大敵! 基礎代謝を維持するためには、冷えは最も避けたい症状の一つです。

「開き骨盤」のメリット・デメリット

次に、「開き骨盤」のメリットとデメリットを考えていきましょう。

■「開き骨盤」のメリットは?
・良質な睡眠
・便通がいい
・肩こり腰痛になりにくい
・生理が良好

■「開き骨盤」のデメリットは?

・食欲がとまらない
・内臓が下垂しやすい
・O脚X脚になりやすい
・体力・筋力が低い傾向

開き骨盤の場合、上記のような症状が挙げられます。 デメリットとして、ダイエットに不向きな項目が並んでいますが、健康的な体調の観点から考えてみると、良好な傾向が伺えます。

ダイエット時は、通常時より気力・体力ともに必要となるので、体調が良好なことがダイエット成功の基本です!

骨盤の疑問を解決! ダイエットが成功する骨盤とは

「締まり骨盤」と「開き骨盤」について理解できましたか? メリットとデメリットがあるということは、骨盤は開いたり締めたりしない方がいいのでしょうか?

そもそも骨盤とは、朝締まり、夜開くことで、心身を生活に適した状態にしてくれます。一日中締めつけたり、ムリに開いたりしても、一瞬痩せたように感じられますが、ダイエットの成功や体質改善の悩みは解決しません。

ダイエットが成功する、太りにくい体質をつくる骨盤は、『柔軟に動き、開いたり締まったりする骨盤』です。

また、骨盤の開閉は短期間で解決するより、現在の筋力や柔軟性を考慮した上で、理想の女性をイメージし、変化を楽しみながらマイペースで整えていくように心がけましょう。

人と比べず、不安にならず、自分の体は必ず美しく変わると信じて、柔軟性のある開閉する骨盤を目指してくださいね!