健康オタクのブログ

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「白髪は抜くと増える」は嘘

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加齢とともに増える「白髪」の悩み

毛髪にはメラニンがあるため黒く見えています。しかし加齢によりメラニンが細胞から作られなくなると、黒い色素がなくなります。

それが加齢に伴う「白髪」です。

多くの人にとって避けられない「白髪」ですが、

ここでは白髪に関する誤解について、解説していきたいと思います。

白髪の原因はストレスとはいえない? 遺伝や体質には関連あり

同じ年齢でも白髪が多い人と少ない人がいることから、体質や遺伝は間違いなく大きな原因だと考えられています。

よくストレスや食生活によって白髪が増える、減るといった説を耳にしますが、これらは科学的には証明されておらず因果関係は不明です。

しかし大きなストレスを感じてから白髪が増えたと話される方はよくいらっしゃいますので、

影響している可能性は完全には否定できません。

「白髪は抜くと増える」というのは俗説

昔から「白髪は抜くと増える」と言われていますが、抜いたことが原因で白髪が「増える」ということはありません。

しかし白髪を抜いた部分からは、黒い髪ではなくまた白髪が生えてきます。

そのため白髪はいくら抜いても、そこに生えてくるのはまた白髪ですし、加齢とともに他の部分の髪も徐々に白髪になっていく傾向があります。

白髪を抜くと増えると考えられるようになったのは、そのためでしょう。

「白髪の部分がかゆい」というのは気のせい?

白髪が増えたという悩みとセットで「白髪の部分がかゆい」と、頭皮のかゆみを訴える方もいるようです。

しかし、白髪が生えることでかゆみが出るということは、医学的には通常考えにくいです。

白髪がある部分を気にして触ったり、白髪を抜いたりすることで、その部分の頭皮が荒れて、かゆみを起こしている可能性が考えられます。

脇や眉毛が白くなる原因は、頭皮の白髪とは違う?

頭髪だけでなく、脇や眉毛も加齢とともに白くなります。

そしていずれも原因は同じです。

体の部位によって原因や対処法が異なるものではなく、食生活などで改善できるものではありません。

いずれも年齢によってメラニンを作る力が弱くなることで、毛は白くなっていきます。

白髪との上手な付き合い方

白髪の量は見た目の年齢に影響するので気になるという方が多いと思いますが、白髪を気にせずに元気に過ごしたほうが若々しく見えるものです。

あまりに悩んでしまっては逆にストレスが溜まりますし、白髪を見つける度に抜くと毛根が痛みますので、

加齢に伴い、誰もが長く付き合っていくものだと割り切って、オープンに考えるのがよいと思います。